山崎どうぶつ病院

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By cincerns and symtoms

咳をする

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咳(せき)は、体がのどや気管(きかん)にある異物やばい菌を出そうとしている反応です。人と同じように、犬や猫も咳をすることがあります。でも、咳が長く続いたり、苦しそうだったりすると、病気がかくれていることもあるので注意が必要です。

咳の種類(どんな咳をしていますか?)
咳の種類 説明 よくある原因の例
乾いた咳 コンコン、ケンケンと音がする。のどがからからのような音。 気管支炎、気管虚脱(犬)、感染症
湿った咳 ゴホゴホ、ゲホゲホ。タンがからんでいるような音。 肺炎、僧帽弁閉鎖不全症などの心臓病、肺 水腫
吐くような咳 えづいたり、吐くような動きの咳。 気管やのどの病気、胃からの逆流、 アレルギー
夜や運動後に出る咳 安静時は大丈夫だけど、夜や運動のあとに咳が出る。 心臓病や気管の病気

【受診する上で、チェックしておきたい点】

咳の様子を観察する際、以下のポイントに注意しましょう:

  • ・咳の始まった時期:いつから咳が出ているか。
  • ・咳の頻度と時間帯:一日に何回咳をするか、特定の時間帯に多いか。
  • ・咳の音の種類:乾いた咳か湿った咳か。
  • ・他の症状の有無:食欲や元気があるか、呼吸が苦しそうか、吐き気や発熱があるか。

【このような症状があるときはすぐに受診ください】

以下の症状が見られる場合は、早急に動物病院を受診してください:

  • ・持続的な咳:短期間で症状が改善せず、咳が続いている。
  • ・呼吸困難:口を開けて呼吸している、鼻を広げて必死に呼吸している。舌の色がむらさき
  • ・血の混じった咳:呼吸器系や内臓の異常が疑われます。
  • ・食欲不振や体重減少:咳と同時にこれらの症状が見られる。

軽い咳が数日続くものの、食欲や元気が保たれている場合は、様子を見れることもあります。ただし、症状が改善しない場合や悪化する兆候が見られた場合は、できるだけ早めに受診することをお勧めします。
また、当院では循環器の専門医による診療も行っております。循環器に関する病気や専門医による診療に関しては、専門科ネットワーク・心臓病ページをご覧ください。